【深夜特急2025 】LCCとエアビーで行く東南アジア5都市周遊記
2025年11月18日(火)から12月2日(火)までの丸2週間でバンコク、クアラルンプール(KL)、ジャカルタ、シンガポール(SG)、ホーチミンの5都市を回って来ました。きっかけは大手F&B様の市場調査案件でした。6週間ほどで上記各都市の市場調査レポートをまとめるという案件です。現地視察は必須ではなかったし、生成AIにレポートを作らせてデスクトップ調査だけで完結する方法もあったと思います。しかし飲食店はどの都市でもチェーン店からローカル店まで非常に多くの選択肢があり、消費者の好みも様々。つまりウェブ上に様々な情報が氾濫しているので、AIだけでその情報の目利きが出来るとは到底思えませんでした(実際、AIで作ったレポートは現地でほぼ全て書き換えました)。やはり現地現物は大事ですね。
成果物のクオリティに拘るという点では、間違いなく現地視察は必須なわけですが、それに加え、沢木耕太郎著「深夜特急」のような、誰もやらないような、一見くだらなく、しかし凄い旅をしたかったというのも本音です。「デリーからロンドンまで乗合バスで行く」ほどの時間もないけど、「2週間で東南アジアの主要5都市を一気見する」という企画に一種のロマンを感じ、即決しました。考えてみればKLとジャカルタは10年近く行っていません。東南アジアの現在地を肌で感じつつ、今後の移住先を決めるのも悪くないなと思いました。
深夜特急の時代にはなかったLCCとエアビーのおかげで、現代版の貧乏旅行が可能です。フライト代は10万しませんでした。
| 出発日 | From → To | LCC会社 | フライト費用 |
| 11/18(火) | 大阪(関西) →バンコク | Peach | 20,240円 |
| 11/22(土) | バンコク→KL | Batik Air | 11,669円 |
| 11/25(火) | KL→ジャカルタ | AirAsia | 7,999円 |
| 11/27(木) | ジャカルタ→SG | Batik Air | 7,164円 |
| 11/29(土) | SG→ホーチミン | Scoot | 22,096円 |
| 12/2(火) | ホーチミン→大阪(関西) | VietJet Air | 20,299円 |
| 合計 | 89,467円 |
次の章以降で、各都市で感じたことを失敗談も交えてお伝えしていきたいと思います。
バンコク 〜Back to Backpacker
スワンナプーム空港に降り立つと懐かしい東南アジアの香り。実は半年前に来ていますが、その際はトンロー駅近くの日系ホテルに泊まっていました。というか30代以降は出張では大抵この辺りかシーロムあたりだったので、今回はあえて趣向を変えてエアビーで旧市街あたりのドミトリーを選びました。実に20代のバックパッカー時代以来です。最初はキツいなぁと思いましたが、人間の慣れは不思議なもので一夜経つと「住めば都」に。ドミの良いところは世界中のバックパッカーに気軽に話しかけられて友達になれる事です。今回も人生で初めてリビア人の友達が出来ました。そして皆が集まるプール付きの南国風の中庭がガチWiFiが効いていて、日本とのTV会議も完全ストレスフリーでした(相当、電磁波浴びてそうですが。。)。


仕事を終えて夜ランに。バンコクにはルンピニー公園やベンジャキティ公園を始め、大小様々な公園があり、特に夜になると地元の人々もランニングを楽しんでいます。私もサラーンロム公園を何周かした後、チャオプラヤ川沿いを走って、ドミに戻ろうとした時、ふとワットポーがまだ開園していることに気づきました。ワットポーには人生で何度か訪れていますが、いずれも昼時で夜に訪れるのは初めてでした。中に入ると観光客はほぼおらず、いつも以上に神秘的なワットポーが楽しめました。


ドミに戻って夕食に。ドミの近くには屋台がいくつかあって、ここが安くて美味しく、行きつけになりました。この辺りの雰囲気はローカル感満載で時間の流れが正にタイ時間。また泊まりたいと思える場所になりました。




東南アジアのゲートウェイは「急がば回れ」
今回訪問した5都市の中でも日本の商材が圧倒的に充実しています。ドンキさんも出店していて、現地在住の日本人に、「日本で買えて、タイで買えないものある?」と聞くとじっと考え込んでいました。お酒もワイン以外は安く、タニヤ通りの「世界の山ちゃん」で生ビールLが199バーツ(約1,000円)でした。1バーツ=3円だった時代なら600円だったのですが、まあそれでも安い。
一方で、5都市の中でも唯一のF&B業界での外資規制があり、外資100%出資の小売・外食業が原則不可となっています。タイ資本を51%以上とする合弁会社を設立するのが一般的で、日タイ経済連携協定(JTEPA)の諸条件満たせば、日本の企業が60%まで出資することが可能になっています。また原則として、外国人労働者1人あたり200万バーツ以上の登録資本金と、4人以上のタイ人従業員の雇用が条件となりますので、弊社のような零細企業にとっては結構敷居が高いです。
そして相変わらずの交通渋滞。。。IoTやら発達していますが、交通渋滞はむしろ悪化していますね。。私もGrabを選んだために、大事な約束に1時間近く遅刻してしまいました。バンコクではBTSと地下鉄網が発達しているので、ビジネスにおいては車(Grab)より電車を活用する方が確実です。そう、「急がば回れ」です。ちなみにGrabの発達ですっかり見なくなったトゥクトゥクをSiam駅近くで見かけて、交渉してみたところ、200バーツで行ける場所を500バーツでふっかけてきました。こういう交渉を楽しみたい人以外はおすすめ出来ませんね。
クアラルンプール 〜 PickleBall & Nasi Lemakにハマる
KL空港に降り立って税関で自分の番を待つ間に、Arrival Cardを記入していないことに気づきました。最近は全てオンラインになっているので、慌ててサイトを開き、ちょうど自分の番になった時に入力完了!と思いきや税関の職員にこれはマレーシアの公式サイトではない、と言われてしまいました。「しまった、50 USDをカードで払ってしまった!」考えてみればインドネシアでもないのに入国にお金がかかるなんて変な話です。詐欺集団にカード情報を盗まれてしまったと思った私は税関を抜けると、すぐに日本のカード会社へ電話しカードを無効にしました。後から分かったのですが、詐欺ではなく旅行代理店のArrival Card作成代行サービスで、50 USDも無事返金されたわけですが、とにかくUXが紛らわしい。あと入力項目も沢山あって50 USDも払ってこのサービスを受ける人は本当にいるのか大いに疑問でした。ちなみに私の場合は税関の職員が正式なサイトで私のために入力してくれました。なんて親切なんでしょう。
今回はエアビーでマンションの個室を確保。無事辿り着くことが出来ました。プール&ジム付きで満足度も高かったです。トラブルといえばチェックアウトした後、「ドライヤーがない」と家主にあらぬ疑いをかけられたことくらいですかね。


今回は9月に京都でおもてなしをさせていただいたマレーシア人の投資家カップルに逆おもてなしをいただく会でもありました。私が到着日を間違えて伝えてしまっていて危うく会えないところでしたが、共通の友達の計らいのおかげで無事会うことが出来ました。彼らの友人や私の昔の友人等も呼んでマレーシアの国技とも言えるPickleBallを楽しみました。

PickleBallは、テニス・バドミントン・卓球の要素を組み合わせたラケットスポーツで、バドミントンコートサイズ(テニスコートの約1/3)のコートで、穴あきプラスチックボールを「パドル」という板状のラケットで打ち合います。ボールとラケットが固いので、室内でプレイした時、スマッシュが決まると室内に快音が響き渡り、最高に気持ちがいいです。楽しすぎて写真を撮り忘れましたが、プレイの最後に集合写真をパシャリ。その後は夜な夜なパーティを楽しみました。
そしてマレーシアと言えば、コピティアム(Kopitiam)とナシレマ(Nasi Lemak)の国。コピティアムとはコーヒー(Kopi)や伝統的な朝食を販売する店舗の事で、ナシレマはマレーシアの国民食で、ココナッツライス(Nasi)にピリ辛のソースがのっかって、あとは極めてシンプルなおかず達の極めて質素なソウルフードです。たまたま入ったコピティアムで少し甘めのKopiとナシレマの辛さのコントラストがめちゃめちゃ美味しかったです。本当にナシレマだけ食べ続けても全然飽きることがないですね。

そしてハプニングと言えば、KLのモントキアラという比較的富裕層が住むエリアで一人レストランで食事をしていた時に、ラット(注意:マウスではなく、体長20-30cmはあろうかという、あのラットです)が自分のすぐ隣のテーブルの下に突然駆け込んで来ました!自分も思わず大声を上げ、足を上げてしまいました。隣の人は(店に)怒って、そのまま店を出て行ってしまいました。。これはアジアあるあるですね。昔、台北の結構有名なレストランでも天井の柱にラットがいて驚いた記憶があります。

ハラルの国は多文化尊重?それとも無関心?
マレーシアの多くはイスラム教徒なので、F&Bでビジネスをするなら、ハラル(豚肉やアルコールを避け、神が許可した清浄なものを指す概念)認証はほぼ必須と言えるでしょう。マレーシアは世界一ハラル認証の信頼性が高いと言われています。逆にいうと申請が厳しく、2年ごとに更新も必要です。その点を除けば、今回の5都市の中では最も日系企業の参入ハードルは低いと言えるのではないでしょうか?タイやインドネシアは現地財閥の力も強く、独資での成功はなかなか難しいでしょう。またインドネシアやベトナムは規制や行政手続きの不透明性が指摘されています。マレーシアは何より英語で諸々申請が出来るというのが、マネジメント上に非常に有り難いです。勿論最近はAI翻訳などもありますが、やはり自分の目で確認出来るというのは大きな安心感に繋がります。人口こそ3,500万人と他国に比べて少なめですが、マレーシアを橋頭堡として、中東等のマーケットを攻めるシナリオもあると思ってます。
マレーシアのスーパーに行くと、ハラルとノンハラルのエリアが明確に分けられています。ノンハラルのエリアに入ると、豚肉や日本の人気ラーメン店「一蘭」さんのカップラーメン、そして勿論値段も高いですが、お酒も充実しています。



自分の価値観を押し付けずに多文化が共存してお互いを認め合う素晴らしい国だなぁと感心して現地の方にそう話したら「他人に興味がないんですよ(笑)」との返しが。その方の言い方も相俟って、思わず吹き出してしまいました(笑)。確かに物事には必ず表と裏の見方がありますね。
しかし、お酒好きの自分がこの国に住むのはやはりハードルが高そうです。ビール以外のお酒で比較的お求めやすいのは韓国焼酎(Soju)ですが、これは21時以降は販売出来ない法律があります。自分もSojuを求めてコンビニを探し回り、やっと見つけたところで21時を1分だけ回ってしまいました。1分くらい見逃してよ、と店長にすがりましたが、そもそもシステム的に買えない仕組みになっていました。これはシンガポールでも同じですが。21時は早すぎるのではと、泣く泣くビールで我慢したのでした。しかし次の都市では更に厳しい試練に直面することになりました。

ジャカルタ 〜エアビーの試練に始まり、Pizza 4P'sに酔う
渋滞を避けるべく21時着のフライトを選び、Visa On Arivalも無事購入、22時過ぎにはGrabも見つかりここまでは順調でしたが、ここでエアビーあるあるの試練が。。。着いた場所が袋小路のローカル感溢れる薄暗い場所で、どう考えてもおかしい。ドライバーが親切に家主と会話してくれているが、自分の携帯の電池が切れかかっており、いつ携帯が使えなくなってもおかしくない状況の中で、20分くらいヒヤヒヤしながらなんとか本来のレジデンスに辿り着きました。時間は0時を回ったところでした。このハプニングもあり、すっかり喉が渇いてしまっていましたが、レジデンスに水はなかったのでわずかなルピアを握り締め街に出て買いに行くことに。もうビールを買うのは諦めていました。10分くらい歩くと露店があり、なんとか命の水をゲット出来ました。こうして試練のジャカルタ第一日目が終わりました。
翌朝、目が覚めるとやはりレビュー通りの素晴らしい場所でした。37Fの綺麗なコンドで最新のショッピングモールは目の前、中庭にはがっつり泳げる大きなプールもありました。しかし、どこを見返してもこの正しい住所が見つかりませんでした。以前もエアビーでドイツの街に泊まったとき、似たような経験がありました。その時はドイツ人の友達と一緒だったので、ドイツ語しか通じない家主と連絡を取り合い、事なきを得ましたが、今回もたまたまGrabのドライバーがとても親切だったことで救われました。


早速歩いてショッピングモールへ向かいます。ジャカルタと言えば交通渋滞、最新のSMと隣接するこのコンドを選んだのはそれが理由でした。朝食に自分が選んだのは、このドーナッツ(ベーグル?)のキャラがインパクトのあるSocial Affairというカフェ。自分はコーヒーとクロワッサンだけで済ませましたが、ここのメニューを見るとSNS映えしそうなインパクトのある料理や美味しそうな和食もありました。例えばこのすき焼きは125,000ルピアなので日本円で1,200円です。値段も東京とほぼ変わらないですね。そしてお昼はシンガポールで何度もお世話になったバクテーの店SongFaへ。自分がシンガポールにいた2013年頃はあまり並ばずに入れていたのですが、2016年に行った時は行列でほぼ入れませんでした。そしてやはり海外進出していたのですね。






そして夜になりRefreshments(=お酒)を求めて再びSMを徘徊しました。9年ぶりのジャカルタで感じたのは、お酒を扱うお店が著しく減っている事です。スシローの店員さんに「ビールはありますか?」と聞いたら、笑いながら「ないですよ」と言われてしまいました。え?、そんなおかしな事言ったのかな?9年前は少なくともビールは水と同じくらいに街に溢れていた記憶があるのですが。このSMの数ある飲食店でもお酒が飲めるお店はここ(NOMOU)くらいしか見つかりませんでした。しかもこんな感じでギャランドゥ(ガラガラ)です。そもそもニーズがないのでしょうか?ちなみにここのお店ではビール(Bintang) 35,000ルピア〜(326円〜)、ハイボールは99,000ルピア(922円〜)でした。やはりビール以外は高いですね。おつまみはこのウニとホタテをトーストに乗せたやつが凄く美味しかったです。海鮮がトーストと合う、というのは意外な発見でした。



ジャカルタ最後の食事は、ジャカルタ在住の友人を誘ってPizza 4P'sさんへ。Pizza 4P'sさんは日本人ご夫婦がベトナムホーチミンで1号店を立ち上げ、今やベトナム、カンボジア、インド、日本、インドネシアで40店舗展開する、自家製チーズとサステナビリティを重視した経営で知られる上質イタリアンです。以前、ご夫婦の講演を聴いて以来ファンになり、今回初めて訪れました。ビジネス街の森ビル最上階にあり、ここではなんとワインも充実。お店には光の洞窟があって、そこでご自慢のチーズを作る様子を見せていただきました。定番の人気メニューも美味しかったですが、ジャカルタ店限定の肉肉しいピザが本当に絶品でした。コスパもとても良かったです。



ハラール認証は必須になる?
後で分かったことですが、インドネシアでは2026年10月以降、国内の全ての飲食業者にハラール認証取得が義務付けられる方針になっているとの事でした。そしてスシローさんやすき家さん、最近ではココイチさんもハラール認証を取得されています。なるほど、スシローさんで笑われた理由が分かりました。お寿司をお茶だけで食べるのは自分には無理ですね(笑)。まあ現地の方のご意見ですと、とはいえ一部の国内企業にも打撃が大きいのでなかなか進まないだろう、との事でした。
ジャカルタの人口は約1,000万人、近郊エリア含めると3,000万人近くいて、インドネシア全体では約3億人。出生率は年間500万人にも上るという事で、人口増加は2039年まで続く予測になっているとの事です。しかもインドネシア(ベトナムもそうですが)は米の二毛作もあり、食糧に困る心配が少ないため、貯蓄より消費性向が強いと言われています。経済成長は鰻登り、だからこそ国としても内資を保護して外資を規制する傾向が強いのでしょう。国産化率を上げるために特に輸入規制が厳しく、小麦粉等の材料もインドネシア版JISというべきSNI規格に遵守している必要があります。外食事業は形式上外資100%参入が可能であるものの、実態として外資単独で事業展開している企業は少なく、地場パートナーの存在が非常に重要となってきます。
スカルノハッタ空港のラウンジにもやはりビールはありませんでした。。。😭 次はシンガポール!
シンガポール 〜 ジャカルタの反動でハメを外す
人生でこれまで3度住んだ国なので、自分にとっては慣れ親しんだ国で、ジャカルタの反動もあり、思わずタガが外れてしまいました。海外で起業する日本人ネットワークWAOJE(World Association of Overseas Japanese Entrepreneur)のクリスマス会に参加したのですが、途中から記憶がゴッソリ抜けています。100人近くの起業家が集まっていたのになんとももったいない事をしました(笑)。しかも帰る時に携帯の電池が切れていて、ソバにいた人が親切に手配をしてくれました。(その方は宇治在住の方で帰国後に京都でキャッチアップできました。)
ご存知の通り、シンガポールと言えば東南アジアでも群を抜いて物価が高いです。安宿を探すのであれば、チャイナタウンかイーストコーストのゲイラン地区です。自分はイーストコーストを走るのが好きなので、ゲイラン地区のドミトリーを選びました。ただドミも1Fと2Fでは快適度が異なり、今回は2Fになってしまったので、何度か物も落ちたりして結構疲れました。最後のホーチミンくらいはちょっといい宿に泊まろうと思いました。



ホーチミン 〜日本のサラリーマンに勝機あり?
いよいよ最後の都市ホーチミン。大分疲れもあったので、会社員時代の定宿だった1区(日本人街)のSilverland Sakyoに宿泊しました。懐かしさと共にやはり快適度が違います。ちなみにベトナムでは、今年7月にコストカットを目的に中央省庁/地方再編が行われ、63市が34市に統合され、ホーチミンの区も廃止されたそうです。現地の方によると、各行政の手続きを統合中であり、暫くは大型投資は計画通りには進まないであろう、との事でした。


そしてやはりこの街もショッピングモールには多くの人だかり。ホーチミン1区にあるSaigon Center は日本の高島屋が核テナントで、MUJIさんやユニクロさんも出店し、Pizza 4P’sさんはじめ日系レストランが充実しています。Pizza 4P’sは平日(月曜日)にもかかわらずランチタイムには行列が出来ていました。そして地下2Fのフードコートエリアには主力チェーン店に加え、様々なカフェが入居していますが、どこも満員で賑わっています。ここでもやはりF&B市場は成熟化・多様化しています。高級系、SNS映え系、滞在重視系、価格重視系とブルーオーシャンはどこにもありません。ただそれでも新たに出店したとしても、そこに人だかりが出来るのが想像出来てしまうのがこのホーチミンという街なのです。これはジャカルタでも感じた事ですが、貯蓄より消費性向の強い若い人口が今後も増加していく市場では、「いかに失敗を避けるか」が生き残りの鍵だと考えています。着実に確実な打ち手を徐々に積み上げていき、大きな博打は極力避ければ、自ずと成長路線に乗れる、なんかこう書くと日本の大企業サラリーマンの出世街道そのもののようですが、日本の高度成長期もこうして実現していたような気がします。ただそのやり方をバブル崩壊してからも30年近く、多くの企業は続けていたのではないでしょうか?ただ逆にポジティブに考えれば、日本のサラリーマンにも勝機はある、ということかもしれませんね。



エピローグ 〜飛光よ、飛光よ、汝に一杯の酒をすすめん
今回ホーチミンでも、毎回行けば会ってくれる友達やシンガポールで初めて出会って、その後たまたまお互いホーチミンに行くという事で仲良くしていただいたIT起業家さんを始め、各都市で本当に多くの方々に支えられ、無事ミッションを達成できました。WAOJEには私のような起業家1年生のひとり社長から桁が数桁違う凄い起業家まで、本当に幅広い方々が所属しています。ただ結局のところ、その輪に入れるかどうかは、学歴でも事業の実績でもなく、キャラが通じ合うかどうかなんだと思っています。「一杯の水を持ち寄り、一杯の水を持ち帰る」これはWAOJEの精神ですが、どこか深夜特急(というか中国・唐代の詩人李賀の)「飛光飛光 勧爾一杯酒(飛光よ、飛光よ、汝に一杯の酒をすすめん)」に通じる部分がある気がしています。飛光(=過ぎゆく時間)、そして人生の儚さの中で一杯の酒を勧め、共に刹那を味わいましょう ! 有難うございました!!




